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家族とお金の話
家族とお金の話
様々な家族のお話を聞いています。外から見ているだけではわからない内情をお聞きします。その度にいろいろなことを人はしてしまうものだと驚かされます。
そして、多かれ少なかれ、家族の悩みの横に「お金」の存在があり、生活をしていくためのお金をできるだけ多く持ちたいと願うのは、当たり前のことです。お金がなくて苦労したという話もよく聞きます。
お金がなくて進学を断念すると、仕事の選択肢が狭まりやすくなり、悲観したくなることも起こります。
お金が持つ力は大きい。
しかし、お金があることが原因で、家族関係が歪められることもあります。
お金が強くなり過ぎると
プレゼントの金額で愛情を図ろうとしたり、
高価なモノを身に着けて、自分の価値を高めようとしたり、
お金を持っている人に媚を売ることに必死になり、周りが見えなくなります。
愛情や自尊心をお金で手に入れようとする行為ですが、お金の切れ目が縁の切れ目、お金がなくなれば、周りにいた人々は雲の子を散らすようにいなくなってしまうことを、私たちはよく知っています。
それでも、家族の中でお金の力が中心に置かれているなぁと感じることがあります。
財産を牛耳っている祖父に誰も逆らえないと、
両親は、祖父の顔色を伺うことに必死になり、子どもより祖父に目が向いてしまう。
言い換えれば、子どもを守る第一責任者であるはずの両親が、親であることよりも、祖父の子どもでい続けることを優先させる状態になります。
困ってしまうのは、子どもです。とても寂しい思いをすることになります。
別の家族では、子どもが親にお金を要求する。ほとんどの親が、無駄使いを嫌い、お金を渡そうとしませんが、「お金をくれないのなら、家を出て行って、危ないバイトをする」と脅され、お金を渡してしまう母親がいました。
これは、暴力と同じで金額がエスカレートしていきます。その子の周りは、お金目当てで近寄ってくる人ばかりで、その子も友達と称する人から脅され、お金を渡していました。
お金は生きていくために必要ですが、持っているお金が増え続ければ幸せになれるわけではありません。お金は、助けにもなる時もあるし、毒にもなることをよく覚えておくことをお勧めします。
子どもは、大人の本心を見破ることが得意です。「私より、お金の方が大事なのね」と思わせたくはありませんよね。