養育里親から支援へ

 

 養育里親の経験は、私の中でとても貴重な出来事でした。

夫、息子、娘の4人家族の中に里子を受け入れました。

最初は、今ある家族バランスの中に里子を迎え入れるのだと思っていましたが、現実は、焼野原のように家族バランスが壊れ、里子を含めた5人の家族バランスを新たに作っていくことでした。

詳細は、誰でも無料で読める「対人援助学マガジン」に連載をしています。

マガジン13号 | 対人援助学会 ヒューマンサービスを科学する (humanservices.jp)

実際に里親をしながら書いていったものです。

 

いろいろあり、里子の安全を守るために分離しました。その時は、胸が張り裂けるようでした。

今でも、その時が人生で一番辛かったのではないかと感じています。

その後、里子との交流は続けています。

あなたを嫌いになったわけで離れたのではないということが、伝わってくれればと願っています。

 

里子と離れてからも、一緒に暮らし続ける方法はなかったのか、離れる道を選ぶのなら、里子も家族もできるだけ傷つかない方法はあるのかと悩んできました。

ブログにも里親家族として、何を経験してきたのかをあげています。よかったら、そちらもご覧ください。

 

また、家族面接をチームでしているメンバーと共に、里親家庭を家族として支援していく枠組みを考えています。里親家庭は、家族の中に里子を迎え、家族バランスを崩し、新たな家族バランスを築いていきます。家族の関係を中心にした支援となります。