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常識の賞味期限
常識の賞味期限
「普通は、こうするよね」
よく耳にする言葉。
周りと同じことができていれば一安心。
皆がしているから私もしておく。
でも、そこに疑問を感じ始めると、そこにいる居心地が悪くなります。
そんな風に感じる私がおかしいの?
普通からはみ出しているの?
どうして私は馴染めないの?
誰が何と言おうと私はイヤです、やりません!
とはっきり言えればいいですが、この場所で生き続けようと思うと、そんなこと言えないという人も多いでしょう。
私たちは何を気にしているのでしょうか。
親の期待に応えようとしている?
周りの圧力にあらがえない?
常識と思っているものは、実は変わらないのではなく、時代によって大きく変化して今にいたっています。
例をあげると、私が新社会人になったのは、30年以上前になりますが当時、暗黙のルールとして「寿退社」なるものがありました。
女性社員は、結婚を機に退職届を提出して、皆から祝ってもらいながら会社を去ります。結婚せずに年齢を重ねると「お局様」として敬遠されます。まるで、結婚することが女の幸せと決めつけられていた世界でした。
今の時代では、考えられない世界です。
時代の背景で、常識は臨機応変に形をかえます。
特に今は、情報がいくらでも手に入る時代です。
自分の親世代と同じようにしていれば、何とかなるわけでもありません。
終身雇用、年金、利子、どれもこれからの生活を守れそうにありません。
定期預金は、10年間預ければ倍の額になるという時代もありましたね。
相次ぐモノや運賃の値上げで、悲鳴を上げたくなります。
常識を相手が持ち出す時は、あなたが自分と同じようにしてくれることで安心したいのでしょうね。
巷は、常識で溢れています。そこに合わない自分を責めていませんか。
常識の賞味期限は、どんどん短くなっていますよね。
常識より、あなた自身を大切にする方を大事にしてください。
堂々としなくても、こっそり自分を大事にしたらいいと思うのです。