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2022-10-03 13:53:00

人間関係

人間関係

 

ストレス。その大きな要因の一つに人間関係があげられます。

特に身近に接する必要がある人との関係がぎくしゃくすると、毎日が苦痛でたまりません。

考えたくないのにその人のことを思い出し、イライラ、ムシャクシャ。

寝ようと思っても、思うように寝つけない、疲れやすい、何をしても楽しめない。

そんな毎日を過ごしたくはありません。

 

その人間関係で苦悩している渦中の相手は、どのような人物でしょうか。

その人は横柄、

人の言うことを聞かない、

意地悪、

自分勝手等、

よく嫌われるタイプの人はいますが、100人中100人全員から嫌われる人はいません。

皆が口を揃えて、その人が悪いと言ってくれればこちらの気も楽になりますが、思い通りにいかないのが世の常です。

 

相談の仕事をしていると、「困る相手をどうしたら変えられるか」求められることが、ほとんどです。何とかしたいと懇願するあまり、一方的に困る相手の今を肯定できない。

もし、自分が困ると言われている立場なら、どう感じるでしょうか。

私なら、自分を悪者扱いされて、ますます臍を曲げてその人を嫌いになります、きっと。

 

人間関係のトラブルで、双方の言い分を聞かせてもらうと、お互いに「自分は悪くない」と全力で思っています。

「先に嫌なことを言ったのは、Aだ」

「先に手を出してきたのは、Bだ」

相手の悪いところを言い合い、自分の落ち度は二の次になっています。

この場合、全力で思っている状態を緩めることを考える方が得策です。

 

自分が何故、その人の言動に腹が立つのかは、考えることができます。例えば、その人が時間を守らない人なら、何故自分は時間を守ることを優先的に考えるようになったのか。子どもの頃、帰宅時間を破るとこっぴどく叱られた、あるいは必要以上に親に心配された経験が、自分でも気づかないでいますが、自分の中で想起されているかもしれません。

自分が、何にひっかかっているのかが見えてくると、不思議と冷静になれます。冷静なると、全力で思って状態から解放されます。

 

同様にその困る相手にも、それをしてしまう理由があります。

生まれながらにして、相手の気持ちを推し量ることが苦手でわからない。

実は苦手なことで、できないと思われないようにすることに必死だった。

「はい、わかりました」と言えば、それ以上言われなくなるから、とりあえずそう言う。

等、困る相手が困っていることがあります。

 

人が集まれば、必ずトラブルが起こります。誰とも気が合うわけがありません。後は、どの程度の距離感を持って接していくかも大事なことになります。