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人間関係
人間関係
ストレス。その大きな要因の一つに人間関係があげられます。
特に身近に接する必要がある人との関係がぎくしゃくすると、毎日が苦痛でたまりません。
考えたくないのにその人のことを思い出し、イライラ、ムシャクシャ。
寝ようと思っても、思うように寝つけない、疲れやすい、何をしても楽しめない。
そんな毎日を過ごしたくはありません。
その人間関係で苦悩している渦中の相手は、どのような人物でしょうか。
その人は横柄、
人の言うことを聞かない、
意地悪、
自分勝手等、
よく嫌われるタイプの人はいますが、100人中100人全員から嫌われる人はいません。
皆が口を揃えて、その人が悪いと言ってくれればこちらの気も楽になりますが、思い通りにいかないのが世の常です。
相談の仕事をしていると、「困る相手をどうしたら変えられるか」求められることが、ほとんどです。何とかしたいと懇願するあまり、一方的に困る相手の今を肯定できない。
もし、自分が困ると言われている立場なら、どう感じるでしょうか。
私なら、自分を悪者扱いされて、ますます臍を曲げてその人を嫌いになります、きっと。
人間関係のトラブルで、双方の言い分を聞かせてもらうと、お互いに「自分は悪くない」と全力で思っています。
「先に嫌なことを言ったのは、Aだ」
「先に手を出してきたのは、Bだ」
相手の悪いところを言い合い、自分の落ち度は二の次になっています。
この場合、全力で思っている状態を緩めることを考える方が得策です。
自分が何故、その人の言動に腹が立つのかは、考えることができます。例えば、その人が時間を守らない人なら、何故自分は時間を守ることを優先的に考えるようになったのか。子どもの頃、帰宅時間を破るとこっぴどく叱られた、あるいは必要以上に親に心配された経験が、自分でも気づかないでいますが、自分の中で想起されているかもしれません。
自分が、何にひっかかっているのかが見えてくると、不思議と冷静になれます。冷静なると、全力で思って状態から解放されます。
同様にその困る相手にも、それをしてしまう理由があります。
生まれながらにして、相手の気持ちを推し量ることが苦手でわからない。
実は苦手なことで、できないと思われないようにすることに必死だった。
「はい、わかりました」と言えば、それ以上言われなくなるから、とりあえずそう言う。
等、困る相手が困っていることがあります。
人が集まれば、必ずトラブルが起こります。誰とも気が合うわけがありません。後は、どの程度の距離感を持って接していくかも大事なことになります。