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気持ちが軽くなった瞬間
気持ちが軽くなった瞬間
前回、帯状疱疹に罹った話をしましたが、今も目にできた帯状疱疹での眼科通いが続きています。免疫が落ちるとなると言われますが、帯状疱疹になる前、確かに疲れやすく、集中力が思うように続かなかったことを思い出します。その後遺症なのか、気のせいなのかわかりませんが、何に対しても気持ちがあまり動かない感覚がありました。
猫を見ればかわいいし、食事を取れば美味しいと感じますが、ワクワクするような感覚になれません。何故なのだろう。情動の幅が小さいと気持ちが沈んできます。前向きに考えられないといい事は起こりません。
この苦しい胸の内を誰かに聞いてもらい、助けて欲しいと願いますが、このモヤモヤを上手く伝えられず、相談したのに否定されたと感じたら話す勇気も持てません。この状態は良くないとわかっているけど、どうやったら自分の気持ちを軽くできるのかわかりません。わかっているのは、
誰かが私を助けられはしない。
自分のことは自分の気持ち次第で変わる。
その気持ちを切りかえられるのも私自身。
わかっているけど、気持ちが落ち込む方へ行こうとする。
この状態で誰かにすがろうとしたらどうなるか?
私が、気持ちが落ち込んだ友人や家族を目の前にしたら、慰めて助けになろうとしますが、それがいつまでも続いたらこちらの気持ちが萎えてきます。
「また同じことを言っている」
「何を言っても聞く耳を持たないな、この人」
「聞いていたら疲れる」
私なら、きっとこう思います。
そんな人になりたくない!と思ったら、何故か気持ちが軽くなり、元気が出てきました。
一緒にいたくなる人は、楽しくて、前向きで、人の悪口を言わない人でしょうか。どうせなら、そういう人になりたい。
他の人を羨んだり、憎んだりせずに自分を受け入れることをしたい。
今置かれた自分を考えてみました。
そこから、有難いと思えることは何か考えてみるとたくさんありました。家族が元気で、いい距離感でつきあえている。仕事もある。明日のご飯も困らず食べられる、まだまだあります。小さなことかも知れませんが、有難いことです。
世の中はままならないもので、気持ちの浮き沈みは誰にでもあります。若い時には周りがわかってくれないと悩み、人生の折り返し地点を超えてからは自分がやってきたことが報われていないように感じ、他者と比べても仕方がないと思いながら、ついつい周りと比べて自信を失くしたりします。
それでも自分の気持ちの切り替えができるのは私だけ。私が私を誰よりも認められていないのかも知れません。「頑張っているよ私」と自分に言っても罰はあたらないでしょうね、きっと。