ブログ
話したくなる位置
話したくなる位置
家族が面と向かい合って、自分たちの課題を話し合うことは、なかなかしにくいものです。課題について話をしていても、お互いに批判しあったり、違う話題にすり替わったり、話が進まず実りある話し合いにならないことが多いのではないでしょうか。話をする際、真向かいに座るよりも、横並びや机の角に斜め向かいに座り方だと話しやすくなると言われています。
この座り方の方が、話しやすいと感じますが、家族にはそれぞれ話がしやすくなる座り位置や動作があるなぁと最近気づきました。
・夫はドライブしながら横並び
・息子はSNSで文字会話
・娘はカフェで向き合いながら
・元里子は横並びで歩きながら
夫と息子、元里子は話下手なので話が弾むことはほとんどありません。息子の返事は、必要最低限のみ。返事があればいい方ですが、文字のやり取りなら自分の気持ちを書いてくれる時があります。里子も、「知らん」「わからん」と言うことが多かったですが、最近は仕事や友達の話もしてくれるようになりました。就職試験が上手くいかなかった時には、父も母も同じように落ちたことがあると横並びに歩きながら伝えると「うん」と受け止め、考えようとしているのがわかります。
夫も肝心な話をしても反応がほとんどありません。何を思って、考えているのかわからないので困ります。ちょっと話をしたい時は、ドライブしながら話すといつもより話しやすそうにしています。
娘は3人とは違って、話を聞いて欲しいタイプです。家では、深刻な話はあまりしませんが、カフェに行くとスイッチが入るのか急に話し始めることがあり、こちらが驚かされます。大抵、深刻な話になると思わずに同席をしているので、のんびりした気持ちから慌てて集中モードに切り替えをしないとなりません。
娘の話は、そこまでしんどい思いをしていたのかと気づかされるので、一番しんどい時に気づけてあげられてなかったと知らされて凹みます。その当時も娘と話をしていたはずなのですが、深刻さを受けとめる事が出来ていなかったと反省もします。ただ、私自身もそうですが、しんどい時ほど「大丈夫」と言ってしまいます。大丈夫でないと自分が認めたくないし、どう大丈夫ではないかを上手く話せそうにないと感じると、言ったところでわかってもらえないのではないか、大したことではないと否定されるのではないか、そんなことになったらもっとしんどくなると表面に出したくなくなります。
自分の事を語り始めるには、気持ちに余裕がないと難しい。それは家族であっても同じです。受け止めてもらえると思えないと話し始めることもできません。できるだけ相手の立場だったら自分なら何を感じるかをイメージすることが真摯に向き合うことになります。
家族間でしっかり話をしようと思っても、口下手な相手だと会話が続きません。家族面接のような場面なら話をせざるを得ないですが、日常の中でそれを実行するのは難しい。家族の話したくなる位置や動作を探し、大切な話を少し交わせられれば充分実りあるものになり、家族の力が強まると感じます。