ブログ
喧嘩
喧嘩
仲良くしたいのについ喧嘩をしてしまう。売り言葉に買い言葉。言い過ぎたとわかりながらも譲れない。そして、その喧嘩がしばらく自分の中で尾を引いて、気分が落ち込んだり、腹が立ったりして、精神衛生よろしくない。
その人と仲直りをしても、また同じようなことで喧嘩になる。できれば喧嘩せずに仲良く過ごしたいと思っているのに上手くいかない。
20代のカップルが喧嘩をしています。
・女性は、遠方に住む男性の知人と二人で食事をする約束をした。
・男性は、男女のグループで旅行に行く約束をした。
そして、男性は女性に「二人きりで食事に行って欲しくない」と言い、
女性の方は、「男性の交流関係を狭めたくないから旅行に行くことを止めはしない。でも、男女グループと言えど、女性と二人になる時間はいくらでも作れるし、二人きりにならない保証もないのに私にだけ行くなと言うのは理不尽だ」と眉根をあげる。
なるほど。男性が女性に行って欲しくないと言うなら、まず自分が旅行をキャンセルすればいいのにと思いますが、男性は自分のように女性が「行かないで」と言わないので引くに引けない様子。男性は、自分ばかり心配して、焼きもちを焼いていることが悔しいし、悲しい。女性は、他の女性に負ける気はないと言い、頑として「行かないで」と言う気はなさそうです。すると、男性からは「自分は他の男性に負けるかも知れないから」と本音がこぼれます。
男性は、カップル間でどちらが優位を取るか争っています。権力を取りたいが、惚れた弱みで強くも言えない。自分自身の中で葛藤していますね。
女性は、「負けるかも知れないから」と男性が弱音を出したことで、気持ちがほぐれ「もっと自分に自信を持って」と声をかけていました。女性は、男性も自分自身も信じようと頑張っていたのですね。結局、男性も女性も予定をキャンセルしました。
喧嘩が絶えないのは、相手に求めているからなのでしょう。愛情と嫉妬、相対するものが自身の中に混沌としてイライラしてしまう。自分とは関係がない相手なら、気にとめる事すらしません。夫婦、親子、友人等、身近な相手とトラブルが起きるのは、相互作用が起きる間柄だからです。たまには男性のように弱みを出してみるのもいいかも知れません。